※これはうぐぅ真士による、アイマスとラブライブの妄想コラボSSです。
そういうのが嫌いな方はブラウザバック推奨です。
アイドルマスター×ラブライブ!
プロローグ~それは僕たちの奇跡―虹色ミラクルー~
*
「よし、今日の仕事は終わりだ」
「はい、お疲れ様でした、プロデューサーさん!」
P「ああ、お疲れ様。
…っと、帰りの電車までまだ時間あるな。
どうする、春香?」
春香「ええっと…、それならちょっとこの辺を見て回りたいです。
ここに来る途中で気になる所を見かけたので」
P「そっか、なら気を付けてな。
俺は後片付けとかでもう少しここに残らなきゃいけないから。
時間には遅れるなよ?」
春香「はーい♪」
あ、どうも、挨拶が遅れました、私、アイドルの天海春香、高校2年生でつい先日誕生日を迎えたばかりの17歳です!
アイドルと言っても、まだまだデビューしたての駆け出しアイドルなんですけどね。
今日は私の初仕事というわけでとある町に営業に来ました。
その営業も終わり、後は帰るだけなのですが、ちょっと時間が余ってしまったので自由時間を頂きました。
この時間を利用して私は、現場へ来る途中に見かけた、ちょっと気になった場所へ行ってみようと思い、今その場所へと向かっています。
その場所とは…
長い階段の先に見える境内。
そう、神社です。
せっかくなので、今後のアイドル活動が上手くいくようにってお参りをしようかなって思いまして、えへへ。
ここの神社は結構名の知れた神社で、私もTVとかでよく耳にしたことがある神社(で間違いない、ハズ…)。
確か、商売繁盛とか、勝運とかのご利益があった、ような?
まあ、ともかくせっかく来たのでお参りしない手はないですよね!
それに初めての仕事現場になった場所の神様にご挨拶なしで帰る、ってのもなんだかバチが当たりそうだしね。
そんなことを思いながら高く長い坂の階段を上りきり、ようやく神社の社が見えてきました。
そこで私は出会ったんです。
一人の女の子と。
*
「それじゃまた明日ね!」
「ええ、また明日」
「じゃあね、穂乃果ちゃん♪」
穂乃果「うん、バイバイ、海未ちゃん、ことりちゃん!」
海未「ちょっと、穂乃果!前見て歩かないと危ないですよ!」
穂乃果「もー、私そんなにおっちょこちょいじゃないよー!」
ことり「ふふふ、海未ちゃんってば穂乃果ちゃんのお母さんみたい♪」
海未「おかっ…!?」
穂乃果「お母さんのイジワルー!」
海未「誰がお母さんですかー!」
どうも初めまして!
私、高坂穂乃果、今年の春から高校2年生の16歳、元気が取り柄の花の女子高生!
一生に一度きりしかないこの高校生活を思いっきり楽しもうと思っていた矢先に、なんと私たちの通う高校が廃校の危機に!?
そんなピンチを救うために、私はスクールアイドルになることに決めました!
スクールアイドルになって、学校を盛り上げていこう!というわけです。
ですが、前途は多難、まだまだやること決めることが多くて、何からやっていいか分からない状態…
そんな状態でも、やると決めたからには絶対にやり遂げてみせる!
というわけで、まずは神頼み!
スクールアイドルが上手くいきますように!ってね♪
春の花の香りが満開の中、いつもいく近所の神社に私は足を運び、神様の元へ!
お賽銭は…少ない……、だけど、こういうのは気持ちが大事ってね!
お参りが終わり、帰ろうとした時、私は出会ったんです。
一人の女の子と。
*
春香「あ、どうも、こんにちわ」
穂乃果「あ、はい、こんにちわ~」
春香「ごめんなさい、あまりにも一生懸命お祈りしてるみたいだったから、邪魔しちゃ悪いかなって思って、ずっとここで待ってたんです」
穂乃果「あ、そうだったんですか、ごめんなさい、気付かなくて」
春香「ううん、こちらこそ何か盗み見してるみたいな感じになっちゃ…ってどわー!!」
<ドンガラガッシャーン!!
穂乃果「うえええっ!?何もないところで転んだ!?だ、大丈夫ですか!?」
春香「いたたた…、うん、大丈夫、私転ぶのには慣れてるから」
穂乃果「あ、そうなんですか?」
春香「うん、最近では転んでも怪我しない転び方を覚えたから!」
穂乃果「そうなんですね!あれ、でもそれなら転ばない方法を覚えた方がいいんじゃ…」
春香「あははは、そんな方法があったら苦労しないよ~」
穂乃果「それもそうですね!
あ、私、高坂穂乃果って言います、高校2年生です!」
春香「私は天海春香です!私も高校2年生だよ、すごい偶然だね♪」
穂乃果「本当、すっごい偶然!
あれ、でも春香ちゃんのその制服、この辺では見かけたことないけど…?」
春香「あ、うん、私はこの辺の生徒じゃないから。
ここには、お仕事で来ててね、現場に行く途中でここの神社を見かけたからお参りして帰ろうかな、って…」
穂乃果「お仕事…?高校生なのにお仕事?」
春香「うん、私、こう見えても一応アイドルなんだ。
まだデビューしたての駆け出しアイドルだけどね」
穂乃果「アイドル!?本物のアイドル!?
すごーい!!これまた凄い偶然だー!
実はね、私もアイドルになろうと思ってるんだよ!
…と言っても、プロのアイドルじゃなくて、スクールアイドルだけどね」
春香「穂乃果ちゃんも!?
スクールアイドルって、あれだよね高校生によるアイドルグループの総称だよね?
最近全国的に流行ってるって言う…」
穂乃果「はい、私もその存在は最近知ったんですけど、どうしてもスクールアイドルになってやりたいことが出来たので…」
春香「そっか、それじゃあさっき熱心にお祈りしてたのって、それが理由かな?」
穂乃果「はい、そうなんです!
春香ちゃんも、同じような理由でここに来たんですか?」
春香「うん、これからアイドルとして頑張ってやっていけますように、って」
穂乃果「それならきっと大丈夫です!
春香ちゃんみたいなカワイイ子ならきっとアイドル、上手くいきますよ!」
春香「そ、そんなカワイイだなんて、照れちゃうよ、てへへ♪
でも、そんな穂乃果ちゃんだって、十分カワイイし元気もあるし、きっとスクールアイドル上手くいくよ!」
穂乃果「えへへ、本物のアイドルの人に言われるとなんだか照れますね♪」
春香「ふふふ」
穂乃果「あははは」
穂乃果「お祈り、終わりました?」
春香「うん、バッチリお祈りしてきたよ!」
穂乃果「私、春香ちゃんのこと応援しますね!」
春香「私も、穂乃果ちゃんのこと応援するよ!お互いに頑張ろうね♪」
穂乃果「はい♪あ、そうだ、せっかくだし、サインとかもらってもいいかな?なんちゃって」
春香「サイン!?私、サインなんてまだ書いたこと無いから、どうしたらいいか…」
穂乃果「おお!じゃあ、私が春香ちゃんの初めてをもらっちゃうわけか!」
春香「ちょっと、穂乃果ちゃん、その言い方なんかちょっと卑猥だよ!?」
穂乃果「…ひわい?」
春香「あ、うん、なんでもないや、あはは…」
穂乃果「色紙は無いから、え~っと…、これだ!私の生徒手帳に書いて!」
春香「えっと、こんな感じ、かな?あはは、やっぱり初めてだからちょっと失敗しちゃった、かな…」
穂乃果「ううん、そんなことないと思うよ!本物のアイドルの本物のサイン!私、一生大事にするね!」
春香「あはは、なんだか照れちゃうな…
あ、そうだ!お返しってわけじゃないけど、私も穂乃果ちゃんのサイン欲しいな!」
穂乃果「ええ!?私のサイン!?」
春香「穂乃果ちゃんだって、スクールアイドルなんだから、やっぱりサインくらいは書けないと、ね?」
穂乃果「う~ん、私もサインなんて書いたことないよ~」
春香「私も生徒手帳にサイン書いてもらおうかな?」
穂乃果「う~ん、こんな感じ…かな~?あはは、サインって難しいね~」
春香「あはは、そうだね、お互いにもっと練習しないと、だね♪」
穂乃果「うん、今度会う時はお互いサイン上手に書けるようになってないとね!」
春香「そこは、アイドルとしてもっと有名になって再会しよう、とかじゃないかな?」
穂乃果「それもそうだね!」
春香・穂乃果「「あははははは」」
これは、偶然が生んだ奇跡の出会い。
まだまだアイドルとしてスタートラインに立ったばかりの二人。
華々しいスポットライトを浴びる前の二人の運命の出会い。
アイドルと、スクールアイドル。
二人の夢の舞台が交差する時、物語は始まる………