※これは『アイドルマスター』と『ポケットモンスター』のクロスSSです。『アイドルマスター』のキャラクターが『ポケットモンスター』の世界の役者を演じるという形式のドラマになります。物語はアニメ『ポケットモンスター THE ORIGIN』のその後の世界をアイドルたちが冒険するというものです。オリジナル設定なども出てきますので、そういうのが嫌いな方はバック推奨です。連載は不定期です。
ポケットモンスター THE ORIGIN 外伝
~ナナシマ 新たなる誓い編~
主演:菊地真
キャスト:
萩原雪歩
我那覇響
日高愛
水谷絵理
秋月律子
秋月涼
双海亜美
双海真美
ひかり(新幹少女)
つばめ(新幹少女)
のぞみ(新幹少女)
東豪寺麗華(魔王エンジェル)
三条ともみ(魔王エンジェル)
朝比奈りん(魔王エンジェル)
日高舞(特別出演)
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せっていを かえる
レポート1「ナナシマ」
マコト「…マサラタウン、オーキド研究所。
ここに来るのも久しぶりだな…」
そう言って、研究所の扉を開き、ボクは中へと入って行った。
マコト「博士ー、オーキド博士ー!どこですかー?」
「あら、マコトじゃない?聞いてたより早かったわね?」
マコト「あ、リツコ助手!お久しぶりです!」
リツコ助手「ええ、お久しぶり、元気してたかしら?」
マコト「ええ、まあ……」
リツコ助手。
オーキド研究所で働く優秀な研究員の一人で、最近は石による進化の研究をしているらしい。
近々、ポケモンの進化研究の権威であるシンオウ地方のナナカマド博士の研究所へ移動するという話もあるらしいが。
リツコ助手「あなた達がマサラタウンを旅立って数年経つけど、
あなただけは滅多に連絡寄越さないものだから、心配してたのよ?」
マコト「あはは…、そこはまあ便りが無いのはなんとやら、ってことで………」
リツコ助手「まあ、いいけどね。
で、ホウエン地方から帰って来たばかりで悪いんだけど、
あなたにオーキド博士からの伝言を伝えるわね」
マコト「あれ?博士はいないんですか?」
リツコ助手「博士はジョウト地方のコガネシティにラジオ収録に行ってるわ。
博士も久しぶりにあなたに会いたがってたけどね」
マコト「そっか、それは残念。
それで、博士からの伝言ってのは?」
リツコ助手「ええ、あなたにナナシマ地方へ行ってもらいたいのよ」
マコト「ナナシマ?なんでまた…」
ナナシマ地方。
カントー地方の南方に位置する7つの島とその他小さな島々からなる諸島だ。
そういえば、数年かけて色々な地方を旅してきたボクだけど、ナナシマへはまだ行ったことなかったな…
リツコ助手「あなたに渡したいものがナナシマにあるのよ。
それを取りに行ってもらいたいわけ」
マコト「?それって、ボクがナナシマに行かなきゃいけないことなの?
その渡したいものをこっちに送ってもらえばいい話なんじゃ…?」
リツコ助手「まあ、念のための処置って感じかしらね。
機密性の高い品物だから、転送する際に起こりうる事故などのリスクを減らすため、それと」
マコト「それと?」
リツコ助手「ナナシマであなたを待ってる人がいるからよ」
マコト「ボクを…?誰なんです?」
リツコ助手「それは行ってからのお楽しみってことで♪
はい、これナナシマへ行くための船のチケット。
ナナシマへはクチバ港から出てる船「シーギャロップハイスピード号」で行けるわ。
ナナシマの1の島に着いたら、私の従弟が待ってるハズだから、
その従弟から詳しい話を聞いてね」
マコト「リツコ助手の従弟、っていうと遺跡マニアの…?
ひょっとして、そのボクが受け取る品物ってのは」
リツコ助手「そ、6の島にある遺跡を発掘中に偶然発見したんだって。
それ以上のことは、実際に島に着いて、本人から直接聞いて頂戴」
そんな感じで、ボクは早々に船上の人となっていた。
改めまして、ボクの名前はマコト。
カントー地方はマサラタウンを旅立って早数年。
ポケモンリーグ優勝を目指して旅を続けているものの、いつまでたってもチャンピオンになれずにいる。
つい昨年には、同じ故郷から旅立ったレッドという少年がわずか11歳にしてリーグチャンピオンになったと聞く。
………それなのにボクは。
そんなことを考えながら、甲板で物思いに耽っていると、不意に声をかけられた。
「んっふっふ~、そこな兄ちゃん!」
「見たところ、ポケモントレーナーだとお見受けするが!?」
マコト「…まさかとは思うけど、兄ちゃんってボクのこと?」
「んん?あれれ、マミ、この兄ちゃんよく見ると女の人だよ!?」
「むむ?うあうあ、本当だアミ、この兄ちゃん女の人だ!!」
「つまり、どういうことだってばよ!?」
「んーっと、つまり………、オカマさん?」
マコト「普通に女の子だ!!」
「まあ、そんなことどうでもいいや!」
マコト「よくないよ!」
「そんなことより、兄ちゃん、じゃなかった姉ちゃん!」
「アミと、」
「マミと、」
「「ポケモンバトルだー!!」」
というわけでボクは、双子ちゃんのアミとマミにポケモンバトルを挑まれた!
目と目があったらポケモン勝負!
ポケモントレーナーとして、逃げるわけにはいかなかった。
♪BGM「新たなる誓い」
ボクたちは船上の甲板にある試合場へと移動した。
マコト「先行はそちらからどうぞ!」
アミ「んっふっふ~、おっけー!
じゃあ、お言葉に甘えて、いっけープラっち!!」
マミ「いっけー、マイマイ!!」
アミが繰り出したのはプラスル、マミが繰り出したのはマイナン。
予想はしていたが、ルールはダブルバトルか。
それなら、ボクは、
マコト「いけ、ブラッキー、エルレイド!」
アミ「ああああああああ!!色違いだ!!」
マミ「色違いのエルレイドだ!!かっくいー!!」
ボクの繰り出したポケモンは、幼い頃からの相棒である色違いのエルレイドと、
ジョウト地方を旅しているときに仲間になったブラッキーだ。
マコト「さあ、どこからでもかかってこい!」
マミ「よーっし、いっくよー!
マイマイ、アミのプラっちに『てだすけ』!!」
アミ「プラっち、姉ちゃんのエルレイドに『かみなり』だー!」
マコト「いきなりの大技…!
しかも、『てだすけ』による効果と、
お互いの特性による効果で通常よりも威力が高くなってる!
ここは、ブラッキー、エルレイドを庇って『まもる』!」
マコトのエルレイドを狙ったアミのプラスルの『かみなり』を、マコトのブラッキーが『まもる』で防ぐ!
マコト「エルレイド、まずはマイナンを狙うんだ!『サイコカッター』!」
マコトのエルレイドの刃のような右腕から繰り出されるサイコエネルギーの刃『サイコカッター』がマミのマイナンを直撃する!
マミ「んっふっふ~、その程度の攻撃じゃマイマイは倒せないよ~?」
マコト「あのマイナン、完全に防御寄りに育成されてる!」
マミ「さあ、ガンガン行くよー!マイマイ、もういっちょ『てだすけ』!」
アミ「プラっち、今度こそエルレイドに『かみなり』だー!」
今度はエルレイドに『かみなり』が直撃する!だが、その攻撃を耐えるエルレイド!
マコト「まずはアタッカーであるエルレイドを潰す作戦か。
だけど、ボクのブラッキーを舐めてもらっちゃ困る!
ブラッキー、プラスルに『イカサマ』だ!」
『イカサマ』は相手の攻撃力を利用して攻撃する技。
アタッカー寄りに育てられているプラスルには効果大な技だ。
アミ「むむむ、姉ちゃんのブラッキー、そんな技を…!」
マミ「だけど、先にエルレイドを倒しちゃえば2対1!何の問題もない!」
アミ「そうだね、だからここは確実に攻める!プラっち、エルレイドに『10万ボルト』!」
マミ「マイマイはブラッキーを足止めして!ブラッキーに『くさむすび』!」
マコト「そうはいくかな?ブラッキー、プラスルに『くろいまなざし』!」
『くろいまなざし』を受けたプラスルは、その場から動けなくなる!
アミ「プラっちが怯んで動けなくなっちゃった!?」
マコト「今だ!エルレイド、プラスルに『かげうち』!」
マミ「まずい!マイマイ、標的をブラッキーからエルレイドに!『くさむすび』!」
しかし、マイナンの攻撃が当たる直前に、エルレイドの姿がその場から消える!
いや、消えたのではなく、エルレイドは自身の影の中に潜り込み、そして影を移動してアミのプラスルの影から再び出現し、アミのプラスルにダメージを与える!
アミ「ああ、プラっち!?」
マコト「畳み掛けるよ!エルレイド、『インファイト』!!」
『かげうち』からの『インファイト』で、大ダメージを受けたアミのプラスルはそのまま戦闘不能に!
マミ「おのれー!アミの敵は打つ!マイマイ、『かみなr…」
マコト「ブラッキー、『あやしいひかり』!」
『あやしいひかり』で混乱したマミのマイナンは、そのまま自身へ向けて『かみなり』を落としてしまう!
マミ「うあうあー、マイマイー!?」
マコト「悪いけど、容赦はしないよ?エルレイド、止めの『サイコカッター』!」
エルレイドの『サイコカッター』が決まり、マミのマイナンも戦闘不能に!
アミ・マミ「「負けましたー!!」」
マコト「ふぅ~、ダブルバトルなんて久しぶりだったけど、なんとかうまくできたかな?」
アミ「姉ちゃん、メッチャ強いねー!」
マミ「うんうん、色違いのエルレイドもカッコ良かったし!」
アミ「ねぇねぇ、今度またいつかリベンジさせてよ!」
マコト「リベンジか…、うん、その時はまた相手してあげるよ」
マミ「おっけー、じゃあポケギアの番号交換しよー!」
ポケギアの番号を交換し終える頃、ちょうど船はナナシマの1の島に到着する頃だった。
ボクたちは別れを告げ、ボクはボクにとっての初めての地であるナナシマ地方への第1歩を踏み出した。
しゅじんこう マコト
もっているバッジ 32こ
ポケモンずかん 213ひき
プレイじかん 999:99
ここまでの かつやくを
ポケモンレポートに かきこみますか?
▸はい
いいえ
To be Continued...
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